韓国小説「マリーゴールド町 心の洗濯屋さん」の国家別表紙=ブックロマンス出版社インスタグラム
[キム・ソナ]
心を癒してくれる韓国小説が海外で注目を集めている。
英エコノミスト誌は3日(現地時間)、「Turn down the K-pop and pay attention to K-healing(訳:K-POPの音を落としてK-ヒーリングに注目)」という記事を掲載し、韓国のヒーリング書籍が「燃え尽き症候群に苦しむ世界の人々の心を癒し、注目されている」と伝えた。
同誌によると、韓国のヒーリング小説はSNS上で推薦書を求める若い女性に人気があり、K-POPアーティストらのおすすめで注目の的となった。
韓国でもベストセラーだった「マリーゴールド町 心の洗濯屋さん」が米国と英国で翻訳・出版されたことや、ブルームズベリー社といった海外の有名出版社が韓国のヒーリング書籍を出版したり、版権を買った。
世界最大の出版社とされるペンギン・ランダムハウスは4カ月以内に3つの韓国作品を出版する予定だという。同社の編集者ジェイン・ローソンは「韓国小説は急に流行となり、完全に(人気が)爆発した」と話した。
海外版権を担当するジョイ・リー氏は「韓国には様々なジャンルの本があるが、ヒーリング小説が人気を博し、もはや『韓国小説は全部ヒーリング小説』みたいに感じられるほど」と説明した。
韓国のヒーリング小説は、主人公が職場で感じるストレスや就活に失敗したことなど、日常生活を次にして、さらに意味あるものを探し出す過程を描く。
同誌はまた、「傷を洗い落とすクリーニング屋、夢を買える店など、ヒーリング小説に登場する場所が「現実逃避」の機能をする」と説明し、読者に「文学的治療」の経験を提供すると評価した。
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