[ソウル=シャルル・オデゥアン]
[写真=イ・ジョンウ]
[映像=パク・テジン]
都会の喧騒を避け、自然の中で静かに休息を楽しむ展示が開かれた。
国家遺産庁がソウル・鍾路(チョンロ)区にある世宗(セジョン)文化会館の美術館で、「微吟緩步、伝統庭園を歩く」を2月24日から開催している。韓国の美しい伝統庭園をメディアアートで体験できる。微吟緩步は「ゆっくりと歩く」という意味だ。
展示は余裕のない毎日を生きる現代人に自然と人間、芸術が調和した休息を与えてくれる。国家遺産庁は「観覧客が韓国の伝統造園について知ることができ、自然と一つになれるように展示を構成した」と説明した。
「微吟緩步、伝統庭園を歩く」に入ると出会える自然景観の映像。
展示場に入ると、階段式の縁側に座って自然景観の映像を鑑賞できる。キム・ドンヒョン主務官は、「韓国の伝統的な庭園は、ヌマル(板の間)と柱がフレームを形成し、その向こう側の風景を鑑賞できる」とし、「中国と日本の庭園は、庭園の中に置かれた景物を鑑賞するが、韓国の庭園は外部に見える四季の変化を眺めることができるのが特徴である」と説明した。
さらに「韓国の伝統庭園を訪問する際には、亭子や楼閣に上がって風景を眺めてみることをおススメする」と付け加えた。
ここでは滝も近くで見ることができる。慶尚南(キョンサンナム)道・河東(ハドング)郡にある佛日瀑布(プルイルポッポ)を再現した映像は大迫力だ。壁の前に立つと、なんと高さ6メートルの滝を味わうことができる。
「微吟緩步、伝統庭園を歩く」のファムツアーに参加した外信記者たちが、四角い池に丸い島が浮かぶ作品を観覧している様子。東アジアの伝統宇宙論に由来する概念である=先月25日
壁に投影された映像をバックに、石を積んで山岳を描写した3次元の造形を見ていると、一日の移り変わりがよくわかる。四角い池に丸い島を配置するという伝統庭園の代表的な空間構造方式である「方志園図」を再解釈した作品も披露する。
作品からは、朝鮮時代には日常的に自然の情趣を解し、精神修養の場として庭園が機能していたことがうかがえる。キム・ドンヒョン主務官は「朝鮮後期、漢陽(ハニャン)を中心に文物が発達し、文化の花を咲かせた
」と説明した。
ファムツアーに参加し、昌徳宮後援の四季の様子を盛り込んだメディアアートを観覧する外信記者たち=先月25日
キム・ドンヒョン主務官は「昌徳宮にまだ行ったことのない方は、ぜひこの作品を通じて間接的にではあるが、昌徳宮後苑の四季を体験してほしい」と話した。
展示は今月27日まで無料で観覧できる。9月から11月までは、英国ロンドンの駐英韓国文化院で開催される予定だ。
caudouin@korea.kr