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2021.08.17

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鬱陵島・独島の上空を回る無着陸飛行のイベントに参加した人たち=15日、慶尚北道、慶尚北道庁


[イ・ジヘ、イ・ギョンミ]

日本による植民地支配からの解放を記念する「光復節」の15日、独島を上空から見ることができる特別なイベントが行われた。

慶尚北道(キョンサンプクト)が主催した「鬱陵島・独島 無着陸飛行イベント」のことで、光復節を記念し、現在建設中の鬱陵空港を広報するため、飛行機は大邱(テグ)の空港から出発し、鬱陵島と独島の上空を回った。

鬱陵島は、東海にある島で、火山活動によって作られた。独島は、鬱陵島の付属島で、鬱陵島から独島までは船で約1時間半かかる。

鬱陵島には空港がなく、現在、2025年開港を目標に、50人乗りの旅客機が、離着陸出できる空港の建設工事が行われている。

この日のイベントには、独島関連団体の関係者や、SNSに鬱陵島と独島の絵を描いて応募した一般人など、合わせて96人が参加した。

韓国唯一の小型航空会社「ハイエア」の50人乗りの飛行機で、午前8時15分と午後2時45分の、2回に分けて実施された。離陸した飛行機は、独島と鬱陵島の上空を約10分間回り、出発から約2時間後に大邱空港に戻ってきた。

聯合ニュースによると、来月10日からは金海(キムヘ)市と済州(チェジュ)島を結ぶ国際観光飛行を皮切りに、出発する空港と到着する空港が異なる、新たな形の国際観光飛行が本格的に始まる。

本来、国際観光飛行とは、離陸して他国の領空まで飛行した後、出発した空港に戻ってくる飛行のことを意味する。

現在は、出発した空港に戻ってくる飛行だけ運営しているが、来月からは出発した空港ではなく、他の空港に着陸する、新しい形の国際観光飛行がスタートする。

国際観光飛行の搭乗客は、着陸後の新型コロナウイルスの検査や自主隔離が免除され、免税店ショッピングが楽しめる。

飛行の後、到着地で観光をすることで、空港・免税・観光事業の活性化に寄与すると予想される。

jihlee08@korea.kr