政策

2014.11.11

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10日に中国北京で開かれた第22回アジア太平洋経済協力会議(APEC)の初日、パク・クネ(朴槿恵)大統領は「APECビジネス諮問委員会(ABAC、APEC Business Advisory Council)との対話」に出席した。

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APEC 참석 정상들과 갈라 만찬 기념촬영을 가진 박근혜 대통령.

APECのガラディナーで各国首脳らと記念写真を撮るパク大統領



パク大統領は、小グループ会議(第1グループ)で、アメリカ通商代表部のプローマン代表、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相とともに、アジア・太平洋地域の企業家らの質疑応答に応じ、中小企業育成計画や食糧・エネルギー安全保障に向けた投資・連携など、様々なテーマについて具体的な意見を交わした。

パク大統領は、台湾の諮問委員でMiTAC-Synnexグループのマシュー・ミアウ会長から中小企業の育成と支援政策に関する質問を受け、韓国政府はクリエイティブなアイデアと技術を持つ中小企業が資金調達と企業経営に困らないないようにしとうと取り組んでいると答えた。そのために、韓国政府は技術とアイデアの価値を評価して資金を支援する技術評価システムを構築するなど、起業から回収まで好循環を生むベンチャー・エコシステムを構築しており、規制改革を継続的に推進し、中小企業の海外市場進出を積極的に支援していると答えた。

続いて、ニュージーランドの諮問委員でフード&グロサリー・カウンセル最高経営者(CEO)のキャサリン・リッチ氏から、食糧・エネルギー安全保障関連投資の拡大と民間協力の活性化策について聞かれると、パク大統領は情報技術(IT)など最新技術の融合を通じて農業生産性を高めることが重要で、そのためには民間投資の活性化が必要だと強調した。パク大統領は、食糧・エネルギー安全保障は国家間・地域間における様々な協調と協力を通じて解決策を模索すべきだと説明した。また、安定した食糧需給に向けた国際協調とエネルギー関連の気候変動への対応の必要性にも言及した。

コリアネット ユン・ソジョン記者
写真提供:大統領府
arete@korea.kr