政策

2018.12.11

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9日、南北共同漢江河口水路調査の終了式に参加する韓国側のユン・チャンヒ氏(右から2番目)と北朝鮮側のオ・ミョンチョル氏(左から2番目)

9日、南北共同漢江河口水路調査の終了式に参加する韓国側のユン・チャンヒ氏(右から2番目)と北朝鮮側のオ・ミョンチョル氏(左から2番目)



[ソン・バルグン、キム・ウニョン]
[写真=国防部]

韓国と北朝鮮(南北)は、今年3回にわたって開かれた南北首脳会談の後続措置を迅速に履行している。

南北は、漢江(ハンガン)と臨津江(イムジンガン)が合流する河口の共同利用を目指し、共同で行ってきた水路調査が先月5日から始まって9日、終了した。1953年の停戦協定以来、65年ぶりに初めて。

海洋水産部と国防部によると、南北それぞれ10人の専門家が京畿道(キョンギド)の坡州(パジュ)市から仁川(インチョン)広域市の江華(カンファ)郡まで、計660キロにわたり測定を行った。

調査では21カ所の暗礁も見つかり、その位置や大体の大きさも確認した。国立海洋調査院は、今回の水路調査で確保された資料を分析し、潮汐観測も行う計画だ。また、来年1月25日までに船舶が臨時で利用できる海図を製作する。

国防部の徐柱錫(ソ・ジュソク)次官は「これまで民間船舶の接近が制限されてきた漢江河口の水域を軍事的に開放することで、新たな平和スペースとして復元できる条件が整えられた」とし、「来年からは、民間船舶も安全で自由に利用できることを期待する」と述べた。

国防部の関係者によると、南北は「板門店宣言履行のための9・19軍事分野合意書」に基づいて行った同調査で、南北共同に使用できる「平和と協力のスペース」が確認できたことから大きい意味を持つ。

9日、北朝鮮に戻る北朝鮮の調査船

9日、北朝鮮に戻る北朝鮮の調査船



山林分野における韓国専門家が11~13日、南北の山林協力のため、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を訪問する。今回は、10月に行われた南北山林協力分科会談の後続措置として行われる。南北の山林病害虫防除協力の一環として韓国は、先月29日に北朝鮮にマツ材線虫病の防除用薬剤を引き渡しており、訪問団はこの分配状況を確認する計画だ。

brightsong@korea.kr