政策

2020.12.16

20201216_foreigner_article_001

ソウル出入国・外国人庁の様子=法務部


[パク・ヘリ、イ・ギョンミ]

法務部は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、不法滞在外国人を対象に「オンライン事前申告制度」を実施すると発表した。この制度により、不法で韓国に滞在している外国人のうち、自ら出国したい人は、オンラインで申告することが可能になる。

まず、出国する3~15日前までに、外国人の出入国やビザなどの情報を提供するハイコリア(www.hikorea.go.kr)ホームページに接続し、自分の情報や出国予定日などの情報が書かれた自主的出国申告書をプリントアウトする。この申告書は、出国する日の出発4時間前までに、空港または港湾に行き、パスポートや飛行機チケットのコピーと一緒に提出すればいい。

従来は、出国3日前までに、出入国・外国人庁を自ら訪問し、事前申告や犯罪に関する審査などを受けた後、出国の当日に空港や港湾の出入国・外国人庁で、犯罪者として指名手配されていないかを確認しなければならなかった。

「オンライン事前申告制度」は、航空便を予約した場合のみ利用可能で、出国する前に自国や航空会社などが求める新型コロナ検査の確認書など、必要な書類は自分で準備する必要がある。その後、犯罪経歴を照会して、罰金を払えばすぐに出国できる。

偽変造パスポートを持っている人、身分確認ができない人、密入国者、刑事処罰を受けた経歴のある外国人は、同制度を利用することができない。同制度が利用できない外国人のために、従来の方法での申告も可能である。

法務部は「年末年始を迎え、コロナ拡散を防ぐため、外国人が多く集まる施設への特別管理や防疫体制に取り組む予定」という方針を示した。

hrhr@korea.kr