政策

2021.11.29

防護服姿で韓国に入国する外国人=29日、仁川、聯合ニュース

防護服姿で韓国に入国する外国人=29日、仁川、聯合ニュース


[チョン・ジュリ、イ・ギョンミ]

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」をめぐり、中央防疫対策本部は27日に緊急会議を開き、オミクロン株の発生国及び隣国(南アフリカ、ボツワナ、ナミビア、レソト、エスワティニ、モザンビーク、マラウイ)から出国した外国人の韓国入国を28日の0時から禁止することにした。

新型コロナの感染拡大後、外国人の入国そのものを禁止するのは、去年2月に中国・湖北省から入国する外国人を対象に入国制限措置を決めて以来2回目。

今回の措置で同8カ国は、防疫強化国、危険国、隔離免除除外国に指定された。防疫強化国に指定されると、ビザ発給が制限され、危険国に指定されると、その国から来た韓国人は臨時生活施設に隔離される。隔離免除除外国に指定されると、ワクチン接種を完了した韓国人も隔離される。

これを受け、同8カ国から第三国を経由して韓国に入国する外国人の場合、搭乗手続きの際に搭乗が制限される。搭乗しても入国が認められない。韓国人の場合、入国は認められるが、PCR検査の陰性確認書が必要で、ワクチン接種を接種したかどうかに関係なく、入国後10日間臨時生活施設に隔離され、3回(1日目、5日目、隔離解除の前)にわたって検査を受けなければならない。

中央防疫対策本部は28日、「現在、香港・英国・イタリアなどで発生したオミクロン株の感染者は、南アフリカやモザンビークなどのアフリカから来たものと確認される」とし、「今後、オミクロン株を持続的に観察し、危険度や拡散の程度を把握し、防疫強化国といった対象国を拡大、または調整する方法などを検討する予定」と明らかにした。

世界保健機関(WHO)は26日(現地時間)、南アフリカで報告されてから拡大している新型コロナウイルスの新たな変異株「B.1.1.529」を「オミクロン株」と名付け、「懸念される変異株」に指定した。

etoilejr@korea.kr