カイロ国際空港に到着した文大統領夫妻＝１９日、エジプト・カイロ

［キム・ウニョン］
［写真＝青瓦台フェイスブック］

中東３カ国を公式訪問している文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１９日午後（現地時間）、最後の訪問国であるエジプトに到着した。韓国の大統領がエジプトを訪問したのは２００６年以来、１６年ぶりのことである。

文大統領は２０日、同国のシーシ大統領と会談を行う。両首脳は、両国の包括的な協力パートナー関係を再確認し、未来志向的かつ互恵的な協力に向けて議論する。

また、共同記者会見で会議の結果を発表する。その後、両国企業関係者によるビジネス・ラウンドテーブルに出席し、電気自動車（ＥＶ）やＩＴなどの未来・環境配慮型産業での協力について議論する。

地下鉄建設現場を視察する文大統領＝１９日、サウジアラビア・リヤド

これに先立ち、文大統領は１９日午前、サウジアラビアの広域公共交通事業「リヤド・メトロプロジェクト」の建設現場を訪れた。

同プロジェクトは、同国が打ち出した政策「ビジョン２０３０」の一環で、首都リヤドの都心に全長１６８キロの地下鉄６路線を建設するということだ。韓国のサムスン物産が６４キロ分の建設に参加している。

文大統領は、韓国の建設業界が高付加価値・高品質という評価を得た結果であるとしながら、「新たな境地を見せた」と語った。

また、韓国政府は「ビジョン２０３０」の推進に協力し、両国間の協力を強化することや、韓国企業が中東地域に進出できるように支援するという考えを表明した。

eykim86@korea.kr