ソウル市内の映画館の売店=24日、ソウル、聯合ニュース
[ソ・エヨン、イ・ギョンミ]
韓国の中央災難安全対策本部は25日の0時から、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、禁止されていた映画館やスーパーなどの不特定多数の人が利用する施設での飲食を解禁する。
飲食が可能になるのは、ノレバン(カラオケボックス)やジム、映画館・公演会場、博物館・美術館・科学館、図書館、スーパー・デパート、塾、宗教施設など。
鉄道、国内線の飛行機、高速バスなどの公共交通機関での飲食も可能になる。ただ、密集度が高く、立っている人も多く、安全管理の必要性が高い市内バスやコミュニティバスなどは、新型コロナウイルスの感染拡大の前も食べ物の持ち込みを制限する自治体があっただけに、飲食禁止を維持する。
大型スーパーやデパートなどの流通施設での試食・試飲は、感染防止のために飲食ができる特別管理区域を指定、運営する。各区域は3メートル以上、飲食中の人は1メートル以上の間隔を空けなければならない。
25日から新型コロナウイルスの感染症等級は第1級から第2級に、引き下げられる。2020年1月8日、最も厳しい第1級に指定されてから2年3カ月ぶりのこと。
第1級から引き下げられると、隔離義務がなくなる。ただ、感染状況などを注視する4週間の移行期間を設け、感染者の7日間の隔離義務は維持する。従来の新型コロナ診断・検査システムも維持する。
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