首脳会談を行う尹大統領と岸田首相=16日、日本・東京、聯合ニュース
[イ・ジヘ]
日本が韓国に対し、半導体製造に使う3品目の輸出管理を厳しくしていた措置を、44カ月ぶりに解除することにした。
これを受け、韓国政府は日本の輸出規制に対する世界貿易機関(WTO)への提訴を取り下げると発表した。
産業通商資源部は16日、日本がフッ化水素、フッ化ポリイミド、フォトレジストの3品目について対韓輸出規制の解除を決定したと発表した。
同部は今月6日、韓日間の輸出規制をめぐる問題を以前の状態に戻すための2国間協議の方針を発表し、14日から16日まで、日本の経済産業省と輸出管理政策対話を開催した。この政策対話で、両国の輸出管理のシステム、制度の運用などに関する意見交換が行われたという。
韓国と日本政府は、日本が安全保障上重要な物資の輸出手続きを簡素化する「グループA(ホワイト国)」から韓国を除外した措置について、早急な解除に向けて緊密に議論することにした。
日本政府は、韓国大法院(最高裁判所)の判決に反発し、2019年7月から韓国への輸出規制を行った。
日本は同年8月、ホワイト国から韓国を外し、韓国は9月に日本の輸出規制をWTOに提訴した。
韓国の大法院は2018年10月と11月、日本の被告企業である新日鉄住金(旧新日本製鉄)と三菱重工業に、韓国の強制徴用被害者に賠償するよう命じた。
大法院は、1965年の韓日請求権協定によって個人の賠償請求権は消滅しないと判決した。
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