科学技術

2022.05.24

「タヌリ」のイメージ写真

「タヌリ」のイメージ写真


[イ・ギョンミ]
[写真=韓国航空宇宙研究院]

科学技術情報通信部は23日、韓国初の月周回衛星(KPLO、Korean Pathfinder Lunar Orbiter)の名前が「タヌリ」と決まったと発表した。国民から6万以上の応募があり、そのうち審査を通じて選ばれた。

「タヌリ」とは、「月」を意味する韓国語「タル」と、「享受する・楽しむ・恵まれる」を意味する韓国語「ヌリダ」を組み合わせた言葉。月の恵みを享受したい気持ちや、韓国初の月探査の成功を祈るという意味が盛り込まれている。

「タヌリ」は、今年8月3日午前8時33分(韓国時間)、米フロリダ州・ケープカナベラル宇宙センターで、スペースX社のファルコン9ロケットに搭載されて宇宙に向かう予定。現在、打ち上げに向けた最後の宇宙環境試験を完了し、米国に出発するための最後の作業が行われている。

約4カ月半の間飛行し、今年12月に高度100kmの月周回軌道に進入する。それから1年間、6つの搭載体(磁場測定器、ガンマ線分光器、宇宙インターネットなど)を利用し、月の科学的研究や月の上の着陸地の候補地の探索など、様々な任務を果たす予定だ。

「タヌリ」を視察する理宇韓国航空宇宙研究院の関係者ら

「タヌリ」を視察する理宇韓国航空宇宙研究院の関係者ら


km137426@korea.kr