科学技術

2024.04.17

韓国で一番大きな情報通信展示会である「ワールドITショー」が17日から3日間、ソウル・江南区にあるCOEXで開かれる。写真は「2023ワールドITショー」を訪れた観覧客の様子=2023年4月、ソウル・江南区、科学技術情報通信部

韓国で一番大きな情報通信展示会である「ワールドITショー」が17日から3日間、ソウル・江南区にあるCOEXで開かれる。写真は「2023ワールドITショー」を訪れた観覧客の様子=2023年4月、ソウル・江南区、科学技術情報通信部


[エスラ・モハンマッド]

人工知能(AI)を活用した日常でのイノベーションをまとめて見られる。

科学技術情報通信部は、17日から19日までの3日間、ソウル・江南(カンナム)区にあるCOEXで、最新の情報通信技術を使った製品やサービスを紹介する「2024ワールドITショー(WIS2024)」を開催すると発表した。

WIS2024は、情報通信技術(ICT)の最新トレンドを共有する韓国最大規模のICT展示会だ。2008年から16年間、毎年新しい技術が披露されてきた。

今回の展示会のテーマは「AIを活用した日常でのイノベーション」だ。10カ国・446の企業や機関が参加した。

サムスン電子、LG電子、SKテレコム、KT、起亜自動車、LG CNS、カカオなど韓国の大企業と2024世界家電展示会(CES2024)で革新賞を受賞したチュジェ(JJ)ネット、リトルキャット、グラフィンスクウェア、アントレリアリティ(EntreReality)、スキアなど有望なデジタル企業が参加した。

今年は、AIがもたらした日常の変化を実感できる多様な展示が用意された。また、各分野の主要企業家による学術会議も行われる。生成型AIやAI半導体など、私たちの生活の中に深く入り込んできたAIを活用した未来像を語る予定だ。



科学技術情報通信部は、展示会に参加した駐韓外交官に、韓国が進めるデジタル政策について紹介した。また、韓国のイノベーティブな製品やサービスを体験できる機会も提供した。

この日の開幕式に先立ち、デジタル革新融合技術を選定するインパクトテック(ImpaCT-ech)大賞と有望スタートアップに授与するワールドITショー革新賞の授賞式が行われた。

大統領賞は、AIなどにより需要が急増しつつある世界初の12nm級32GbDDR5Dラムを開発したサムスン電子が受賞した。科学技術情報通信部長官賞は、AI基盤のロボット資源の選別および再生原料における生産技術を開発したエイトテックなどの6社がそれぞれ受賞した。

科学技術情報通信部のイ・ジョンホ長官は「来月にソウルでAI首脳会議を開催する。各国の首脳と共にAIの安全な活用と発展に向けて議論を行う」とし、「AI強国であり模範国家として跳躍することを目標に、政策における支援を持続的に行う」と話した。

ess8@korea.kr