金浦空港革新地区に建設されるアーバン・エア・モビリティ(UAM)離着陸場など、複合乗り換え施設のイメージ=ソウル市
[ギル・ギュヨン]
来年からアーバン・エア・モビリティ(UAM)がソウルの上空を飛ぶ姿が見られるようになる。
呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は11日に開かれた「UAM・ドローン・AI新技術協力カンファレンス」で、このような内容が盛り込まれた「ソウル型UAM未来ビジョン」を発表した。
本格的なUAM常用化に先立ち、来年の上半期内に、京畿道・高陽(コヤン)のKINTEX~金浦空港~汝矣島(ヨイド)、蚕室(チャムシル)~水西(スソ)の2つの区間を対象に実証実験を行う。
2026年には、金浦空港~汝矣島~蚕室~水西の区間を回る路線を試験運用する。また、2030年までにUAMを利用できるバーティーポート(離着陸場)を作る。
2030年からは、漢江と中浪川、道林川、炭川、弘済川からスタートし、首都圏地域までを結ぶ広域路線網を構築する。
例えば、京畿道・板橋(パンギョ)からソウル・光化門まで、公共交通機関では1時間以上かかるが、UAMを利用すれば15分で到着することができる。蚕室~仁川空港も25分で移動可能。
ソウル型UAMが完成すれば、都市間連結性が画期的に改善し、空間の限界を超える「メガシティ」時代が幕を開けると期待される。
gilkyuyoung@korea.kr