社会

2022.04.11

青南台にある「大韓民国臨時政府記念館」の展示室の様子

青南台にある「大韓民国臨時政府記念館」の展示室の様子


[イ・ギョンミ]
[写真=忠清北道]

忠清北道(チュンチョンプクト)・ 清州(チョンジュ)市にある、歴代大統領の別荘として知られる「青南台」に「大韓民国臨時政府記念館」が11日、オープンした。4月11日は、大韓民国臨時政府の樹立記念日である。

同記念館は地下1階、地上2階建てで、臨時政府の樹立や活動に関する様々な記録物、遺物などが展示されている。

常設展示室では、臨時政府の首脳が描かれた歴史記録画8点をはじめ、大韓民国臨時憲章、韓国光復軍の署名が入っている太極旗(韓国の国旗)など、臨時政府及び独立運動に関する資料が展示されている。

企画展示室では、臨時政府で活動した忠清北道出身要人らの活動資料や写真などが展示されている。

また、中国の重慶にあった臨時政府の庁舎を一部再現した写真スポットでの写真撮影、ボールを投げて独立運動家を助ける体験、太極旗に署名する体験など、様々なことが体験できる。誰もが利用できるブックカフェもあり、風景を楽しみながら独立運動に関する本を読むこともできる。

記念館の外には、臨時政府の初代大統領である李承晩(イ・スンマン)や、臨時政府の主席を歴任した金九(キム・グ)など、臨時政府の最高指導者らの銅像が設置されている。

忠清北道のイ・シジョン知事は「この記念館は、大韓民国の歴史を理解する有意義な空間」とし、「独立運動家の犠牲が感じられる歴史教育の場になるだろう」と述べた。

青南台(チョンナムデ)は「南の青瓦台」という意味を持っており、歴代大統領が休憩をとりながら国政運営について考えるところだった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の大統領選挙の公約により、2003年4月に一般に公開されて以来、毎年たくさんの観光客が訪れている。

 青南台にある「大韓民国臨時政府記念館の全景

青南台にある「大韓民国臨時政府記念館の全景


km137426@korea.kr