「K-Workプラットフォーム サポーターズ発足式」で、「K-Workプラットフォーム」について説明する中小企業振興公団のチョ・ハンギョ人材成長理事(右から2番目)=20日、ソウル・永登浦区、イ・ジョンウ
[ソウル=テレシア・マーガレット]
韓国に留学中の外国人にとって、卒業後の最大の悩みは、就職だろう。しかし、留学生の場合、既存の就職プラットフォームではこれといった情報を見つけ出すのが難しい。
中小ベンチャー企業部と中小ベンチャー企業振興公団は、昨年、外国人向けの就職連結プラットフォーム「K-Work」をリリースし、問題の解決に乗り出した。
「K-Work(
www.k-work.or.kr)」は、外国人留学生にワンストップ就職支援サービスを提供する。オンラインで履歴書を登録しておけば、人工知能(AI)を活用してオーダーメイド型でひとり一人に合わせた働き口を推薦してくれる。また、ビザを変更する際の支援も行う。企業側としても、外国人材を容易に探せるようになる。つまり、効率的な人材のマッチングが可能になるのだ。
「K-Workプラットフォームサポーターズ発足式」の参加に先立ち、KOREA.netに「K-Workプラットフォーム」の役割と今後の計画について説明する中小企業振興公団のチョ・ハンギョ人材成長理事=20日、ソウル・永登浦区、イ・ジョンウ
「K-Workプラットフォーム」は求職と採用を連結するシステムだが、大学との協力を通じて外国人専門人材のデータベースを構築している。留学生が入力した履歴書を基に、企業と連結する。就職が確定した留学生のために、留学ビザ(D-2)や求職ビザ(D-10)から外国専門人材ビザ(E-7-1)に切り替えるシステムも設けた。
現在「K-Work」は、試用版で運営されている。ユーザの意見を反映し、機能を継続的にアップデートする。今後、国家別のコミュニティと連携し、情報を迅速に提供する予定だ。AI基盤のオーダーメイド型就職支援システムをさらに高度化していく。
チョ・ハンギョ中小企業振興公団人材成長理事は「現在、韓国に滞在する外国人留学生は昨年末を基準に約20万人だが、2027年までに30万人に増加するものと見られる。中小企業やスタートアップが必要とする外国人材を効果的にマッチングすることが重要だ」と話した。
昨年リリースされた「K-Workプラットフォーム」。外国人留学生にワンストップの就職支援サービスを提供する=K-Workプラットフォームからキャプチャー
margareth@korea.kr