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2017.11.08

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「2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック」のボランティア発足式で宣誓しているボランティアたち=6日、ソウル、聨合ニュース



[ソウル=ソ・エヨン、キム・テウォン、イ・ギョンミ]

「熱情!笑顔!オリンピック精神!ボランティア『パッション・クルー(Passion Crew)』がスタートします」

「2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック(平昌オリンピック)」のボランティア隊「パッション・クルー」が6日、発足した。

平昌オリンピック期間中に選手・関係者・観光客を手伝う「パッション・クルー」は、去年7月から面接・外国語テスト・研修などを経て選ばれた。1万9554人の韓国人と米国・カナダ・フランス・中国など計64カ国の外国人約1220人に達する。

この日には「パッション・クルー」が着るユニフォームも公開された。
「パッション・クルー」のユニフォームは、赤とグレー色が入っており、スキージャケットやTシャツ、手袋、リュクサックなど8種類となっている。赤は太極旗(韓国国旗)を象徴する色で、「スポーツの祭典」を意味し、グレーは「陰の助力者」との意味がある。ユニフォームは長時間寒い中で業務を行うボランティアメンバーのため、保温性を重視し、動きやすさ、見つけやすさなどが強調された。

通・翻訳の業務を担当するチェコ出身の大学生サイモン・ソルテス(Simon Soltes)氏は、「韓国にいる間に意味深い冬季オリンピックに参加できないのは惜しいと思ってボランティアに志願した」とし、「ボランティア活動をきっかけに、平昌を訪れる外国人の役に立ち、彼らに韓国を広報したい」と話した。

「2002 FIFAワールドカップ」と「2014年仁川アジア競技大会」に続いて3回目のボランティア活動となる張哲熹(チャン・チョルヒ)氏は、「11年間、国立中央博物館で防護官として働きながら多くの外国人を案内した経験があるため、何か手助けが必要な人は表情を見るだけで分かる」とし、「私の方から近づき、彼らに役立ちたい」と話した。

冬季オリンピックの「パッション・クルー」は2018年1月1日から約59日間、パラリンピックの「パッション・クルー」は2月19日から約31日間活動する。

文化体育観光部の盧泰剛(ノ・テガン)第2次官は、「競技は選手が、運営は組織委員会がするが、訪韓外国人にとってはボランティアの皆さんがオリンピックそのものとして感じられる」とし、「ボランティア活動が成功裏に終わって、ボランティア人生で平昌オリンピックが一番の思い出として残ることを願う」と述べた。

km137426@korea.kr