科学技術

2022.09.29

離陸する韓国産の戦闘機KF21=28日、慶尚南道・泗川

離陸する韓国産の戦闘機KF21=28日、慶尚南道・泗川


[ミン・イェジ]
[写真・映像=防衛事業庁]

韓国初の超音速戦闘機KF21の試験飛行が28日、初めて一般に公開された。

今年7月19日、初の試験飛行に成功したことに続き、この日、軍の関係者や一般人の前で安定的な飛行が披露された。

防衛事業庁は28日、慶尚南道(キョンサンナムド)の泗川(サチョン)市の空軍第3訓練飛行団滑走路で、「KF21初の飛行成功記念イベント」を開いた。

KF21は、韓国航空宇宙産業(KAI)主管で、韓国とインドネシアが共同開発する先端戦闘機。2016年から開発に着手し、2021年4月9日に試作機第1号が出庫された。その後、様々な試験や飛行準備手続きを経て、今年7月に初の飛行に成功した。

飛行の報告を受ける李鐘燮国防長官=28日、慶尚南道・泗川

飛行の報告を受ける李鐘燮国防長官=28日、慶尚南道・泗川


初期段階の健全性試験を終えたKF21は、領域拡張試験を控えている。試作機第2~6号は、今年10月から次々と試験飛行を行う予定。試作機は約2000回の試験飛行を通じて、2026年まで試験評価が行われる。2026年から2032年まで量産し、空軍の戦力化に活用する。

国防部の李鐘燮(イ・ジョンソプ)長官は「ここ20年間、KF21の開発のために献身してきたKAIや防衛事業庁、空軍、協力業者、学会や研究所に感謝する」とし、「KF21が未来の戦場を支配する領空守護の役割、北朝鮮の核の脅威を抑制する役割を果たすことを期待する」と話した。

この日の行事には、李長官や防衛事業庁のオム・ドンファン庁長といった軍の関係者、国会議員、インドネシアの国防次官や政府代表団、開発企業の関係者、在韓外国大使館の武官、地域の住民などが参加した。


jesimin@korea.kr

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